比べてわかる!
保険の入り方のメリット・デメリット

保険業法の改正やインターネット等流通の変化で、保険の選び方や入り方の選択肢が広がりました。ファイナンシャルプランナー(以下FP)等が自宅や勤務先に出向く「訪問型」、街中の店舗で実施する「来店型」、インターネットや通販などの「セルフ型」の3つが主なルートです。自分に合った保険選びをするために、それぞれの特徴やメリット・デメリットをみていきましょう。

訪問型

【訪問型保険相談サービス】
:経験と知識が豊富な保険のプロと一緒に選べる

FPが自宅や職場等、相談相手が希望する場所に出向いて相談を行うものです。サービスの多くが無料で利用することができ、インターネットで申込ができます。相談相手となるFPは多くが乗合代理店に所属しています。乗合代理店は複数の保険商品を取り扱っているため、FPは相談者に最適な保障内容や保険料の商品を比較検討して提案をしてくれます。

○メリット

  • 希望する場所に出向いてくれるので便利。お子様がいて外出が難しい場合でも利用できる。
  • 自宅の場合は落ち着いて相談することができ、プライバシーが守られる。
  • 相談相手のFPは複数の保険商品を取扱うことができるため、自分に合った保険を比較検討をしながら選ぶことができる。

×デメリット

  • 相談相手のFPを事前に選ぶことができない場合が多く、自分にあっているFPが担当になるのか不安を感じる方もいる。
  • 相談相手のFPによっては知識が不足していたり、経験が浅い場合がある。

【保険会社の営業担当】
:国内生命保険会社と外資系保険会社によって異なる営業スタイル

国内生命保険会社や外資系保険会社に勤務する営業担当者が窓口となり、保険商品の提案を行うものです。所属する自社の保険商品のみを取り扱っており、自宅や勤務先に訪問して営業をします。

国内生命保険会社は女性の職員、いわゆる生保レディが有名です。近年はオフィスのセキュリティが強化され、出入りが制限されているため接点が減少傾向にあります。

外資系生命保険会社に所属する営業担当は、ライフコンサルタントと呼ばれることもあり、保険だけではなく、資産形成のためのプランニングに関する知識を持っていることが特徴です。

○メリット

国内生命保険会社

  • 女性が多いため、きめ細やかで丁寧な接客をしてくれる場合が多い。

外資系生命保険会社

  • 保険以外にも資産形成、税金などの金融知識が豊富で専門性が高い。

×デメリット

国内生命保険会社

  • 一社の保険商品しか取扱うことができず、他と比較することができない。
  • 離職率が高いため、長期サポートが受けられないこともある。また経験が浅く知識不足の場合もある。

外資系生命保険会社

  • 一社の保険商品しか取扱うことができず、他と比較することができない。

来店型

【来店型保険相談サービス】
:近くにあれば覗いてみたい、気軽に来店できる

ショッピングセンターや街中に立地している店舗型の保険代理店です。

全国各地にチェーン展開されており、出店数も増えています。

複数の保険商品を取り扱っているため、商品を比較検討しながら選ぶことができます。

○メリット

  • 複数の保険商品を取扱っているので、保険を比較検討をしながら選ぶことができる。
  • 買い物のついでや仕事の帰りに気軽に立ち寄ることができる。

× デメリット

  • 店舗数が急速に増えたため、担当者の知識にばらつきがある。
  • 住んでいる地域によっては近くに店舗がない場合がある。
  • ブース型になっていることが多く、混雑しているときはプライバシーが保たれない場合がある。

【銀行、郵便局、証券会社】
:取引があれば安心、いつもの担当に相談できる

銀行、郵便局、証券会社が保険代理店として保険商品を取り扱っています。

預金や運用相談とともに窓口で話を聞くことができます。また訪問時に説明を聞くこともできます。

○メリット

  • いつも利用している銀行や郵便局、証券会社に話を聞くことができる。
  • 資産形成として他の金融商品と比較しながら、保険商品を選ぶことができる。

×デメリット

  • 保険のプロではないので、商品知識が十分でない場合がある。
  • 取扱う保険商品が限定されている。

※銀行や証券会社の場合は一時払終身保険や個人年金保険など資産形成としての保険商品が中心

セルフ型

【インターネット】
:対面が苦手な方、自分で調べるのが好きなら便利

インターネットで資料請求や保険料の試算を行い、自分で保険商品を選びます。加入手続きもインターネットで行うことができます。

保険についてある程度知識がある、または自分で納得するまで調べることが

得意な方は便利です。

○メリット

  • いつでもどこでも自分の好きな時間に保険選びや申込をすることができる。
  • 保障内容はシンプルなものが多く、保険料も割安なものが多い。

×デメリット

  • 疑問や比較などで疑問があっても自身で判断する必要がある。
  • 申込など各種手続きは自分で行う必要がある。

【通版】
:ある程度の商品知識があれば自分のペースで選べて便利

新聞や雑誌など広告から資料請求し、自分で保険商品を選びます。

加入手続きは郵送で行うことができます。保険についてある程度知識がある、または自分で納得するまで調べることが得意な方は便利です。

○メリット

  • 自分のペースで保険選びができる。インターネット手続きが不安な場合も郵送で手続きができる。
  • 保障内容はシンプルなものが多く、保険料も割安なものが多い。

×デメリット

  • 疑問や比較などで疑問があっても自身で判断する必要がある。
  • 郵送なので手続きに時間がかかる。
保険の選び方や入り方の種類が増えた分、自分に合っている方法がどれか迷ってしまいがちです。また、インターネットの比較サイト等もあり、調べ始めるときりがなくなることもあります。迷ったときや判断基準が知りたいときは、複数の商品の知識があるFPのアドバイスを参考にしてみることをおすすめします。
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